すっかりご無沙汰です。
私のブログに訪問してくださる方、本当にありがとうございます♡
みなさんお元気ですか?
しばらく雨の続いていた関東地方、今日よりしばらくお天気の様子
洗濯物の乾きぐあいを期待しています。
さて、先日ですが派遣のデモンストレーションのお仕事で
スーパーの一角で袋入りインスタントラーメンの試食販売やってきました。
味噌味でおなじみの、商品名に北海道の都市名の入っているアレです。
一人でと思いきや、北関東の営業所挙げての大仕事だったようで
なんと営業マン4人が駆けつけておりました!
恥ずかしいくらいの設えのラーメン調理台!
いつもおうちで作るつもりで作りはじめるも、目の前には計量カップ、タイマーなど置かれ
「はい!お湯きっちり500mlはかってお鍋入れてね!沸騰したら麺入れて!ふたしてね!タイマーで3分たったら
火止めてスープ入れてね!あっ!火力落とさないでね!」
と、お隣に立つベテラン上司の麺奉行様…
指示通り、おたおたと作り上げるラーメンを小さいカップに10等分し、それをイケメン担当の若い営業マンがターゲットの女性客に配るというシステム!
営業所の方たち、会社を大きくしてくれたというこのラーメンをもってのお客様への感謝半分もあり
必死で売り込みながらも5食パック1つにつき袋めん1個、カップ麺3個にも袋めん1個をおまけにつけ
さらなる抽選で商品券、クオカードなど豪華賞品にお客様大喜びでした!
営業の方々皆さん本当に優しく、私もすぐに馴染みすっかり仲良くさせていただきました。
楽しくお仕事させていただきありがとうございました。
実はこのラーメンにはちょっと切ない思い出もあります。
小学校3年生の冬、母親がインフルエンザにかかり寝込んでしまったことがありました。
糖尿病の父と祖母の健康を考慮し、毎朝パンにサラダにハムか卵に紅茶を作って家族を送り出してくれた母。
その日の朝はテーブルに何もなく元気をなくしていた私達姉妹の目の前で
絶対に有給などとらなかった父が勤め先に電話をかけ、今日は仕事を休むと言い出しました。
驚く姉妹の前、父は不器用そうにインスタントラーメンの袋をあけ
私達姉妹に何の具も入っていない、煮込み過ぎて汁もほとんどないようなラーメンを作ってくれました。
母の作るものとはあまりに違い過ぎて正直おいしくもなかったけれど
嬉しくて切なくて涙が出てきました。
そのころ祖母も痴呆が始まっていて、父も、母が寝込んではどうにもならないと思ったのかもしれません。
今でこそ簡単なお味噌汁ぐらい普通に作れるようになった父の
働き盛りのサラリーマンだったころ作ってくれたものは、他にはオートミールのミルク粥。
これも母が寝こんだときだったと記憶しています。
家族にはいろいろな確執があるけれど、こういう優しい思い出に人は癒され、明日を向いてゆくのかな…
さて、季語に「ラーメン」はないとおもうのですが、堂々と冬の季語でもいいのかしらなんて思ってしまいます。
でも「夜鳴き蕎麦」という冬の季語があります。屋台ひきのお蕎麦屋さんのこと。チャルメラ鳴らしながらなので「夜鳴き」
です。イメージはほとんどラーメンですよね!
寒い冬チャルメラの鳴く声に呼ばれて屋台に足早に急ぐ様子が目に浮かびます。
温かいラーメンで、心も体もホカホカになりましょう:)
冬の句 (本当は俳句は実名でやってますが…)
人見知り玲奈の瞳は冬の色
冬帽の一人佇む渚かな
待ち人の来るあても無き冬衣
byりら(2013冬)
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by riraaquarius
| 2014-11-13 11:43
| 冬